自分でメガネを調整しても大丈夫?やり方や調整頻度について解説
- 2024.12.02
- HOW TO
メガネが「ズレる」「ゆるい」「こめかみを圧迫する」といった悩みを抱え、自分で調整しようと思っている方も多いでしょう。メガネの調整は繊細な作業のため、基本的にはメガネ店に任せるのがおすすめです。しかし、自分で調整できる部分もあります。この記事では、メガネを自分で調整する際のポイント、メガネ店が行う調整方法を解説します。
#メガネの調整は自分でできる?
メガネのかけ心地に違和感があったら、調整を検討しましょう。ここでは、自分で調整するときの方法や注意点について解説します。
ネジを締めるのは自分でやってもOK
メガネのネジを締めるだけであれば、自分で調整しても問題ありません。
ネジがゆるんでいるとメガネがズレやすくなったり、かけ心地に影響を与えたりします。違和感を覚えたらネジのゆるみをチェックしましょう。ゆるんでいたら、市販の精密ドライバーで調整が可能です。
ただし、ネジを締めすぎないように気をつけましょう。場合によっては、フィット感が悪くなる場合があります。
作業中にレンズを傷つけないよう、布で覆っておくと安心です。
【注意】
ネジ締めの際は、ネジ山を潰さないように注意してください。
【動画で解説】メガネのネジの締め方
自分で「フレーム」「鼻パッド」を調整しない
メガネのフレームや鼻パッドの調整は、自分で行わないほうが安全です。
フレームを熱湯やドライヤーで温めて曲げると、変形や破損の原因になりかねません。鼻パッドも無理に調整すると外れたり、フレームがゆがんだりする恐れがあります。
自分でメガネの調整をするときはネジ締めのみにとどめ、ほかの部分の調整はメガネ店に任せましょう。
#メガネ店に任せたい調整
メガネ店に調整を任せるのは、技術や繊細さが求められるためです。とくにメガネ店に任せたほうがよい調整について、詳しくみていきましょう。
ヒーターなどの熱を使った調整
ヒーターなどの熱を使った調整は、メガネ店のスタッフに任せましょう。
テンプルをはじめとしたフレーム部分を調整する際には、細かな温度調整や力加減が必要です。自分でドライヤーなどを使ってフレームを調整すると、破損のリスクが高くなり、修理不能になる場合もあります。
フレームを自分で曲げようとせず、メガネ店に相談してください。
メガネの左右の高さの調整
メガネの左右の高さの調整も精密さが求められるため、メガネ店に依頼しましょう。高さが合っていないと視界にゆがみが生じるため、丁寧な調整が必要です。
メガネ店では、左右の高さだけでなく、フレーム全体のゆがみやフレームの水平も調整してくれます。かける人の耳の高さや目の位置に合わせた精密な調整が必要であり、これには技術が求められます。
そのため、メガネのバランスを整える作業はメガネ店に任せるのがベストです。
#メガネ店ではどこをみて調整する?
正面 |
|
---|---|
|
|
サイド |
|
|
メガネ店でフィッティングをする際は、上記の6点を確認します。
メガネのフィッティングは、メガネを正しい位置でかけるために重要な作業です。顔の大きさや凹凸は一人ひとり異なるため、スタッフの技術や経験によって適切な角度や幅に調整していきます。
メガネ店に任せると破損する可能性が低くなるため、大切なメガネを長く使用できるでしょう。さらに、最適なフィット感が得られるのもメリットです。
#メガネの調整をしないとどうなる?
メガネを調整せずそのままにしておくと、見え方に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
フィッティングの際はレンズと眼の位置を合わせるために、メガネの幅や傾き、眼とレンズの位置などを調整します。このバランスが崩れていると、レンズがうまく機能しません。
また、事故情報データバンクシステムに登録された事故情報のなかには、あわないメガネをかけ続けたことが原因で、めまいや吐き気などの体調不良を起こしたという意見も散見されました。
メガネのズレやゆがみを放置せず、違和感を覚えたら調整しましょう。
詳しく知りたい方はこちら
#メガネを調整すべき頻度とタイミング
どんなに丁寧にメガネを扱っていたとしても、使用しているうちに調整が必要になってきます。メガネの調整頻度の目安と、調整が必要なタイミングについてみていきましょう。
メガネを調整すべき頻度は「3ヵ月に一度」
メガネの調整は、3ヵ月に一度が理想的だとされています。毎日使用していると、気がつかない間にフレームがゆがんだり、鼻パッドが曲がったりすることがあるためです。
日常では気づけないレンズの小さな傷や汚れも蓄積するため、少なくとも年に一度はメガネ店で点検してもらいましょう。
メガネを調整すべきタイミングは「違和感を覚えたら」
メガネをかけたときに違和感を覚えたら、3ヵ月を待たずに調整を検討しましょう。
メガネがズレる場合だけでなく、テンプルの当たる部分が痛む、こめかみに圧迫感を感じるなどの場合でも調整が必要です。
まれに、メガネ店で調整した後に再度違和感を覚えることがあります。調整したばかりだからと放置せず、必ずお店に相談してください。
#Zoffのメガネであれば購入店舗でなくてもいつでも調整できる
Zoffで購入したメガネは、全国どの店舗でも調整を受けられます。オンラインストアで購入した場合でも問題ありません。ゆがみの調整だけでなく、クリーニングや鼻パッドの交換も対応しています。
自宅から最寄りのZoff店舗で調整を依頼できるので、手軽にメンテナンスが可能です。お出かけのついでに立ち寄ってみてください。
#メガネの調整に関するよくある質問
ここでは、メガネの調整に関してよく寄せられる質問に回答します。メガネの使用歴が長い方も、最後までチェックしてください。
Q.メガネのこめかみへの圧迫感は自分で調整できる?
A.メガネのフレームのゆがみが原因である場合、自分で調整するのは難しいです。専門の工具や技術が必要なため、メガネ店に調整を依頼することをおすすめします。適切な技術で、快適なフィット感を実現してくれるでしょう。
Q.メガネのテンプル(つる)は自分で調整できる?
A.メガネのテンプルは基本的に自分で調整できません。熱を使って柔らかくして調整する必要があり、自分で無理に調整しようとすると破損やゆがみの原因につながります。メガネのネジを締める以外の調整は、メガネ店に任せましょう。
Q.他店で買ったメガネでも調整は可能?
A.他店で購入したメガネの調整は、同一チェーンの店舗であれば対応してもらえることが多いです。しかし、自社ブランドのみを取り扱うメガネ店では、他ブランドのメガネの調整は難しい場合があります。事前に問い合わせてから店舗に向かうとよいでしょう。
Zoffでは他社様でご購入いただいたフレームの修理は、お断りをさせていただいております。ただし、Zoffで購入したメガネであれば、購入店でなくてもフィッティング可能です。
#メガネを定期的に調整して快適なかけ心地を!
メガネのズレやゆがみを放置したまま使い続けると、メガネの寿命を短くしてしまうことにもつながります。違和感を覚えたらメガネ店に相談しましょう。定期的に調整をすれば、大切なメガネを長く使い続けられますよ。
Zoffの店舗やオンラインストアでメガネを購入した方は、全国のZoffで調整を依頼できます。店舗のスタッフがメガネのバランスをチェックし、あなたのお顔に合うようにフィッティングします。ぜひお近くの店舗までお立ち寄りください。