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超音波洗浄器はメガネの手入れに便利?便利じゃない? - Zoff MAGAZINE

超音波洗浄器はメガネの手入れに便利?便利じゃない?

Zoffのメガネライフマガジン Zoff MAGAZINE

超音波洗浄器はメガネの手入れに便利?便利じゃない?

  • 2021.11.26
  • HOW TO

超音波を利用してメガネを洗浄する超音波洗浄器。数十秒間メガネを入れておけば、レンズやフレームを自動で洗浄してくれます。超音波洗浄器は、数千円で購入できるものも少なくありません。便利な上にリーズナブルなので、購入を検討している方も多いでしょう。

しかし、超音波洗浄器はどんなメガネにも使えるわけではありません。メガネのフレームやレンズによっては、使えない場合があります。それどころか、超音波洗浄器を使うとメガネが壊れてしまうことも。

そこでこの記事では、超音波洗浄器の正しい利用方法について説明します。また、超音波洗浄器が使えない場合の対処法についても詳しく解説。正しいお手入れ方法で、長くキレイにメガネを使いましょう。

#超音波洗浄器はどういうときに便利?

まず、超音波洗浄器の仕組みと利用方法について解説します。超音波洗浄器はスイッチを入れるだけでメガネを洗浄できる、便利な機器です。

仕組みを理解し、正しく使えばメガネをより長く、より美しく保つことができます。

超音波洗浄器とは

超音波洗浄器は、以下の2つの原理を利用してメガネを洗浄します。

  • ・超音波の振動
  • ・気泡が弾ける際の衝撃波

超音波は、液体分子を振動させる働きがあります。この振動で、メガネの表面から汚れを引き剥がすのです。また超音波による振動が起きると、水中に細かい気泡が発生。この気泡が弾けるときの衝撃波によっても、汚れを落とせます。

超音波洗浄器を活用できるシーン

超音波洗浄器は、特に手の届かない場所の洗浄に便利です。例えば、鼻パッドや蝶番の小さな隙間やネジ穴など。このような汚れの溜まりやすい場所の洗浄に使うと良いでしょう。微細な気泡が小さな隙間に入り込み、汚れを落とします。ホコリや指紋、水滴跡など日常生活でつく汚れは、超音波洗浄器を使えば手洗いよりも簡単です。

超音波洗浄器は、メガネ以外の洗浄にも使えます。例えば、シェーバーの刃やヘアブラシ、入れ歯など。隙間に汚れが溜まりやすいものの洗浄に向いているのが特徴です。これらが入る超音波洗浄器を購入すれば、メガネ以外の洗浄にも活用できるでしょう。

超音波洗浄器の中には、洗浄時間をタイマーで設定できるものもあります。汚れの程度に応じてメガネを洗浄したい方は、タイマー機能つきの超音波洗浄器が便利です。

ただし、超音波洗浄器はどんなメガネにも使えるわけではありません。汚れがひどい場合や、レンズにキズがついている場合は、使わないほうが良いでしょう。フレームやレンズによっては、超音波洗浄器が使えないものもあります。

つまり、むやみに超音波洗浄器を使うのは少々リスキーということです。では、超音波洗浄器を使わないほうが良い場合とは、どのようなケースなのでしょうか。

#フレームやレンズによっては使わないほうが良いことも

フレームの素材や、レンズの状態によっては、超音波洗浄器を使わないほうが良いケースもあります。

このようなメガネを超音波洗浄器に入れることには、さまざまなリスクがあるのです。ご自身のメガネが超音波洗浄器を使えるものかどうか、確かめてから使用しましょう。

超音波洗浄器が使えないフレームやレンズがある

フレーム

超音波洗浄器に不向きなフレームは、以下のとおりです。

  • ・木製
  • ・革製
  • ・べっ甲
  • ・その他天然素材
  • ・銀製
  • ・長年使っているもの

フレームに木や革、べっ甲などの天然素材を使用したメガネは、超音波洗浄器を使えません。これらの素材はプラスチックと違い、超音波を通さないからです。超音波洗浄器を使っても、あまり洗浄効果がありません。

また天然素材は水に弱いため、超音波洗浄器を使うと材質が劣化したり、塗装が剥がれてしまうことも。このような理由から、天然素材を使用したフレームのメガネは、超音波洗浄器の利用を避けるのが無難でしょう。

さらに銀フレームのメガネも、超音波洗浄器での洗浄に不向きです。銀製のフレームは、超音波洗浄器を使うと光沢が消えてしまうおそれがあります。また長期間使用し劣化したフレームを超音波洗浄器に入れると、新たなキズがついたり破損したりすることも。長年使っているメガネは素材に関係なく、超音波洗浄器を使わないほうが良いでしょう。

レンズ

超音波洗浄器に不向きなレンズは、以下のとおりです。

  • ・偏光レンズ
  • ・キズやひびの入ったレンズ

偏光レンズの間に挟まれている偏光フィルムは、水に弱い性質があります。具体的な性能の劣化理由としては、偏光フィルムが剥がれたり、変形したり、レンズが色抜けしたりするなどが挙げられます。そのため、超音波洗浄器の使用はお勧めできません。

またキズやひびの入ったレンズを超音波洗浄器にかけると、そこから表面のコーティングが剥がれてしまうことがあります。

レンズのキズが汚れに見えることもあるため、超音波洗浄器を使う前にレンズの状態をよく確認しましょう。

超音波洗浄器を使うときの注意点

超音波洗浄器を使うときは、以下のことに注意する必要があります。

  • ・洗浄のしすぎに注意
  • ・お湯を使わない

超音波洗浄器の洗浄力は、手洗いに比べて強力です。そのため、超音波洗浄器を何度も使うと、レンズのコーティングが剥がれるおそれがあります。超音波洗浄器は毎日ではなく、汚れが気になったときだけにとどめておくと安心です。

超音波洗浄器を使う際は、お湯ではなく水を使用しましょう。お湯を使うと、レンズの反射防止コーティングが剥がれてしまうことがあるからです。上記の2点に注意しながら超音波洗浄器を使えば、メガネに負担をかけることなく洗浄できます。

#手洗いと超音波洗浄器を使い分けるのがおすすめ

超音波洗浄器に対応しているプラスチックフレームのメガネでも、繰り返し洗浄するうちに細かいキズがつくことがあります。また、超音波の振動でネジがゆるむことも。超音波洗浄器が使える素材のメガネでも、超音波洗浄器と手洗いを使い分けるのがおすすめです。

素材がわからない場合は手洗いが無難

前述のとおり、超音波洗浄器を使用できないメガネがあります。メガネの素材がわからない場合は、手洗いをするのが無難です。家庭で手軽にできるお手入れのほうがリスクが小さく、かつ眼鏡を清潔な状態に保てるでしょう。

メガネを手洗いする方法

手洗いをすればメガネのレンズがキズつくことも、ネジがゆるむこともありません。Zoffでは、以下のようなメガネの洗い方をおすすめしています。

  1. メガネ・サングラスを常温の水で洗い流す
  2. 残った水分をティッシュを押し当てて吸い取る
  3. レンズクリーナーをレンズの両面に吹きかける
  4. 親指と人差し指でレンズをやさしくはさみ、円を描くように拭き取る
  5. フレームと鼻パッドを拭く
  6. メガネケースにレンズを下向きにして収納する

お手入れ方法をより詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。

メガネの正しい拭き方

メガネをキレイな状態に保つためには、メガネ拭きの使い方も重要。Zoffがおすすめするメガネ拭きの方法は、以下のとおりです。

  1. レンズに触れないようやさしくフレームを持つ
  2. レンズから2~3cm離してレンズクリーナーを吹きかける
  3. レンズを親指と人差し指でやさしくはさむ
  4. レンズの中心から外側に向かって拭き取る

専用のレンズクリーナーを使うことと、決して強くこすらないことがポイントです。日常的にメガネを正しく拭けば、キズをつけることなく長くキレイに使えます。毎日のお手入れと合わせて超音波洗浄器を使用することで、より効果的に汚れを落とし、眼鏡を長く清潔に保つことができます。

メガネ拭きの方法をより詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。

#落ちない汚れや違和感があるときは販売店へ

超音波洗浄器は、非常に洗浄力の高い機器です。その反面、フレームの状態や材質によっては、メガネをキズつけたり破損したりするリスクが高いのも事実。そのため、日常的なお手入れは手洗いで、汚れが気になったら超音波洗浄器、といった使い分けがおすすめです。

落ちない汚れがある場合や、洗浄後に違和感を覚えたら販売店に相談しましょう。無理に自分で洗浄しようとすると、かえってメガネをキズつけてしまうことがあります。レンズの交換時期である可能性もあるので、プロに相談するのがベストです。

ぜひ正しいお手入れ方法で、メガネをキレイに保ってください。