視力と度数の意味とは?自分にあった度数を決めるには
- 2020.12.06
- HOW TO
メガネを買い替えるときに、選ぶ基準になるのが自分の「視力」です。自分の視力に合ったメガネを作るには「度数」を測る必要があります。
この記事では、自分にあった度数を決めるために、視力や度数を調べる方法を解説します。また、既存の処方箋やメガネのどこに視力や度数が記載されているのかということについてもご紹介します。
自分の視力や、自分に合った度数が知りたい方はぜひご覧ください。
#視力と度数の違いは?自分で計算できる?
視力と度数は混同されがちですが、測定方法も定義も異なる数値です。視力と度数にはどのような違いがあるのでしょうか。
また、片方の情報があれば自分で計算できるのか、という点についてもご紹介します。
視力と度数の違い
視力について
視力は「どれだけ目が見えているか」を表す数値です。視力は検査により測定することができ、検査には「ランドルト環」と呼ばれるCの字に似た記号が用いられます。
検査はランドルト環の書かれた表から5m離れて行います。検査官が指定したランドルト環の、どの方向に切れ目があるか答えるというものです。ランドルト環は下の方にいくにつれて小さくなり、これらがどこまで見えているか測定することで視力が分かります。
測定された視力は「1.5」「2.0」といった小数点第一位までの数値で表されます。この数値は大きければ大きいほど、視力が良いことを示します。
度数について
一方度数は、「目に必要な矯正のレベル」を表す数値と考えると分かりやすいでしょう。つまり度数が分かることよって、その人に必要なメガネの度数が分かります。視力は見る力そのものを示す数値なのに対し、度数は視力を矯正するために必要なレベルを表した数値といえます。
度数は「-2.0D」「-1.0D」など、プラスマイナスの符号と数字、そしてDというアルファベットで構成されます。近視の傾向がある場合はマイナスが、遠視の傾向がある場合はプラスがつきます。
処方箋では度数が記載されています。メガネの作成に必要なのは「どれくらい矯正するか」だからです。
例えば眼科での一般的な処方箋やZoffで作成した際の保証書にはこのように書かれております。この中でSPH(球面)が度数に当たります。(CYLは乱視度数に当たります)
視力や度数は自分で計算できる?
正確な視力や度数を計算するには測定機が必要で、自分で測ることはできません。お店で測った方がはるかに簡単です。
視力が低ければ度数が上がるといった関係性をふまえると、両者の間には相関関係があるといえますが、力から度数を測ったり、度数から視力を測ったりすることはできません。
度数は視力以外にも「近視」や「遠視」といった目の特性すべてをふまえて、見え方を矯正するための数値です。度数を算出するには、視力以外の情報も必要となります。逆もまたしかりです。
視力や度数を正確に測りたい場合は、メガネ販売店か眼科で検査することをおすすめします。
#今の度数の調べ方
既存のメガネがあれば、自分の度数を調べられる可能性があります。現在と同じ度数のメガネを作るなら、現在の度数を知っておくと便利です。
ただ、メガネを使う環境の変化や視力の変化で、自分にあった度数は変わっていることもありますので、間隔が空いていれば再度検査する方が良いでしょう。
メガネの度数は、メガネ販売店で確認できるはずです。店頭ではもちろんですが、オンラインショップであれば購入履歴に記載されていることもあります。
購入履歴で確認
処方箋だけでなく、一度メガネを購入したことのある販売店の履歴から度数を調べられる場合があります。
例えばZoffのマイページで自分の度数を確認する方法は以下の通りです。(※スマホ画面となります、PCから閲覧時は少し見た目が変わります)
1.会員登録を行ない、マイページにログイン
2.マイページ内の「度数情報」で度数を確認
Zoffでは処方箋を読むよりも簡単に度数の確認ができます。オンラインストアでメガネを購入する場合、以前購入したものと同じ度数でメガネを作ることも可能です。
メガネ販売店に持ち込んで確認
以前に買った店が分からない、引っ越して遠方で通販もやっていないなどの場合、メガネ販売店に直接メガネを持っていくことでも確認が可能です。
メガネ販売店にはオートレンズメーターという機械があり、メガネレンズの度数を直接調べることができます。
メガネの購入履歴やデータを参照する必要はありません。ご自分で調べるのが面倒だという方は、メガネ販売店にメガネを持っていくのが良いでしょう。
なお、前回メガネを購入してから時間が経っている場合には、改めて視力検査を受けることをお勧めいたします。
#度数の合わないメガネをかけているとどうなるか
度数は知らず知らずのうちに変化している可能性があります。それに気付かず、度数が合わないメガネをかけていると違和感が続いたり、快適に使えなかったりする原因となります。
度数が合わない原因として最も多いのは、度数を正確に測定できておらず、メガネが合っていないことです。また、レンズの劣化や生活環境の変化、眼の状態の変化などによっても、度数が合わなくなることがあります。
見たい距離に応じた度数とずれた度数のメガネを使用していると、眼精疲労や頭痛、肩こりなどの症状につながったり、ストレスにもつながるかもしれません。
自分では気にならないレベルの度数のずれでも、長く使うとこのような症状を引き起こしかねません。せっかくメガネを新調するなら、自分の度数にぴったりと合ったものを作ることをおすすめします。
Zoffでは度数の検査だけでなく、視力測定も無料で行っています。事前の準備も不要で、手軽に視力と度数を測定できるので、平日に眼科へ行けない方にもおすすめです。ぜひお近くの店舗で、検査をしてみてください。