
コンタクトレンズで目が充血したらどうする?原因や対処法を紹介
- 2025.05.14
- HOW TO
コンタクトレンズをしていると目が充血しやすくなっていませんか?とくに夕方になると赤みや痛みが出て、仕事に集中できなくなることも。目が充血する原因には、コンタクトレンズの汚れや酸素不足、乾燥、さらには病気の可能性もあります。この記事では、充血の主な原因と、自宅でできる対策を詳しく解説します。目の健康を守りつつ、快適にコンタクトレンズを使い続ける方法を知りましょう。
#なぜコンタクトレンズで目が充血するの?5つの原因

コンタクトレンズをつけると目が充血してしまうことはありませんか?その原因は、汚れや乾燥、酸素不足などさまざまです。充血を引き起こす主な5つの原因について解説します。
コンタクトレンズに汚れやキズがついている
コンタクトレンズに汚れやキズがついていると、目が充血する原因になります。とくにコンタクトレンズに付着したタンパク汚れやハウスダスト、花粉などが刺激となり、目の炎症を引き起こすことがあります。また、小さなものであってもキズがついたコンタクトレンズを使い続けると、角膜に負担がかかり、充血が慢性化しかねません。
症状が悪化すると角膜炎や角膜感染症といった深刻な病気につながる可能性があるため、注意が必要です。
目やコンタクトレンズが乾燥している
目やコンタクトレンズの乾燥が原因でドライアイを招きし、充血することがあります。とくに、スマホやパソコンを長時間使用すると、まばたきの回数が減少して目のうるおいが不足しやすくなります。また、コンタクトレンズを長時間装着し続けると涙の蒸発を防げず、目が乾燥しやすくなるため注意が必要です。
乾燥が進むと違和感や痛みを伴い、さらに充血が悪化することもあります。
目が酸素不足になっている
目の酸素不足は、充血を引き起こす原因の一つです。角膜は直接空気中から酸素を取り込んでいますが、コンタクトレンズを長時間装着すると酸素の供給が制限されてしまいます。その結果、酸素不足を補おうとして血管が広がり、目が赤くなることがあります。とくに、酸素透過性の低いコンタクトレンズを使用している場合や、装着時間が長いと影響が大きくなるでしょう。
コンタクトレンズが合っていない
コンタクトレンズが目に合っていないと、充血の原因につながりかねません。とくに、コンタクトレンズの曲がり具合(ベースカーブ)が小さすぎると、目に張りついて圧迫感を感じたり、血流が悪化して充血しやすくなったりします。反対に大きすぎても、コンタクトレンズが必要以上に動いて目を刺激し、充血につながります。
コンタクトレンズを長時間着けている
眼科医から指示された装用時間を超えるなど、コンタクトレンズを長時間にわたり装用すると充血になりかねません。これは、目の乾燥や酸素不足、コンタクトレンズに付着する汚れなどが原因です。
さらに、コンタクトレンズを装用したまま寝てしまうと、角膜の酸素不足や感染症を招くリスクが高まります。場合によっては、「感染性角膜炎」になることもあるでしょう。
#その充血はコンタクトレンズのせい?目が充血するそのほかの理由
目の充血は、必ずしもコンタクトレンズが原因とは限りません。疲れや紫外線の影響、目の病気など、ほかにもさまざまな要因が考えられます。ここでは、コンタクトレンズ以外で充血を引き起こす理由について解説します。
目の疲れ
スマホやパソコンを長時間使用するなど目を酷使すると、眼の疲れによる充血が起こることがあります。また、かすみ目や痛みなどの症状が現れる場合もあるでしょう。とくに、画面を凝視し続けるとまばたきの回数が減り、目への負担が大きくなるため注意が必要です。
目の日焼け
長時間強い紫外線を浴びると角膜に炎症が起こり、充血することがあります。さらに、紫外線によるダメージが大きい場合は、充血だけでなく痛みを伴うことも少なくありません。とくに、海や雪山など紫外線が反射しやすい環境では、目への負担が増すため注意が必要です。
目の病気(眼障害)
コンコンタクトレンズを適切に使用していても、目の病気が原因で充血することがあります。とくにソフトコンタクトの使用中に、乾燥感やゴロゴロ感、かゆみ、目ヤニなどの症状を伴う場合は、眼障害が潜んでいるかもしれません。放置すると悪化することもあるため、早めに眼科を受診することが大切です。
#コンタクトレンズで目が充血したときはどうしたらいい?

コンタクトレンズを着けていて目が充血した場合、どう対処すればよいのでしょうか。充血時の具体的な対処法について、詳しく解説します。
コンタクトレンズをはずす
目が充血したらまずコンタクトレンズをはずし、メガネに変えることが大切です。コンタクトレンズを装着したままだと目に負担がかかり続け、乾燥や炎症を悪化させる可能性があります。長時間の装着後は目が酸素不足になりやすいため、コンタクトレンズをはずすだけでも回復を促せるでしょう。
コンタクトレンズをはずしてから、すぐに充血が落ち着く場合も少なくありません。しかし、なんらかの疾患がある場合もあるため、早めに眼科を受診してください。
ゆっくりまばたきをする
乾燥が原因で充血している場合は、ゆっくりまばたきをしてみましょう。まばたきをすると涙が目全体に行き渡り、乾燥を抑えられるはずです。さらに、涙には酸素を供給する役割もあり、酸素不足の解消にもつながります。
まばたきをするときはしっかりと目を閉じ、意識的にゆっくり行うことが大切です。パソコンやスマホを長時間使用する際は、こまめにまばたきを意識しましょう。
目薬をさす
充血を抑えるためには、効果が期待できる成分が含まれた目薬を使用するのが有効です。一時的に充血を軽減する血管収縮剤入りの目薬もありますが、頻繁に使用すると効果が薄れたり、目の機能を低下させたりする可能性があるため注意しましょう。
また、コンタクトレンズ装着時に使用できない目薬も多いため、成分を確認しながら適切なものを選ぶことが大切です。
眼科を受診する
充血の原因として目の病気や感染症の可能性も考えられるため、早めに眼科を受診することが大切です。とくに充血が続く場合や、見え方の変化などの症状が伴う場合には、すぐに受診しましょう。
診察を受けることで、適切な治療を受けられるだけでなく、コンタクトレンズの度数やフィット感が適切かも確認できます。診察時にコンタクトレンズをはずすことが多いため、メガネを持参しておくと安心です。
#コンタクトレンズで目が充血しないためにできる5つのこと
コンタクトレンズを使用して目が充血してしまうのは、仕方のないことではありません。ここでは目の負担を減らし、快適にコンタクトレンズを使うための5つの方法を紹介します。
コンタクトレンズを正しく使用する
コンタクトレンズによる目の充血を防ぐためには、コンタクトレンズの正しい使用が不可欠です。コンタクトレンズの箱や容器に記載されている使用期限が過ぎていないか、使用前にチェックしましょう。装用の際は、推奨されている装用時間を守ることも大切です。とくに長期用コンタクトレンズの場合は、洗浄・保存方法などの適切なケアを徹底することも欠かせません。
コンタクトレンズを正しく使用するにあたり、眼科を定期的に受診するのも忘れないようにしてください。目の健康状態を確認できるのはもちろん、コンタクトレンズが目の状態に合っているか見直せます。
◎充血を予防するためのチェックリスト
□記載されている使用期限を過ぎていないか□装用時間を守り、長時間の使用を行っていないか
□適切に洗浄・保存がされているか
□添付文書を確認し、正しい使い方を徹底しているか
コンタクトレンズを清潔に保つ
充血を防ぐためには、コンタクトレンズを清潔に保つことが欠かせません。1Dayタイプ以外のコンタクトレンズは、毎日適切なケアを行うことが重要です。コンタクトレンズの種類によって洗浄や消毒の方法が異なるため、添付文書を確認し、正しいケアを実践しましょう。
また、ケア用品の使い方を誤ると汚れが十分に落ちず、細菌が繁殖しやすくなります。近アクトレンズとあわせてケースの洗浄も行い、衛生的な状態を保つことが大切です。
◎充血を予防するためのチェックリスト
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□コンタクトレンズのケースの洗浄と交換を怠っていないか
□装用前後の手洗いを徹底しているか
□コンタクトレンズの種類に合った洗浄・消毒方法でケアしているか
目を乾燥させないように気をつける
目の充血を予防するには、目の乾燥を防ぐことが大切です。加湿器を使用して空気の乾燥を防ぎましょう。また、スマホやパソコンを長時間使用するとまばたきの回数が減るため、意識的にまばたきを増やすことも重要です。さらに、適度に目薬を使用することで、目のうるおいを保てます。日常的に目をケアすることで、充血のリスクを軽減しましょう。
◎目を乾燥から防ぐための方法
- 加湿器を活用して室内の湿度を保つ
- スマホやパソコン使用時は意識的にまばたきを増やす
- 適度に目薬をさす
目を休める時間をつくる
目を休める時間をつくれば、充血の予防につながるでしょう。作業の合間に目を閉じたり、遠くをぼんやり見たりすると、緊張が和らぎやすくなります。また、メガネを併用して、コンタクトレンズをはずす頻度を増やすことも、目を休める手段の一つです。意識的に目を休めて、目をいたわる習慣を身につけましょう。
◎目を休めるための方法
- 作業の合間に意識的に目を閉じる
- 窓の外など遠くを見る時間をつくる
- コンタクトレンズとメガネを併用する
紫外線対策をする
紫外線に長時間さらされると、目の表面にある結膜が炎症を起こし、充血することがあります。軽度の場合は一晩で回復することが多いですが、症状が悪化すると角膜表面が損傷する「紫外線角膜炎」に進行する恐れもあるので対策が欠かせません。
夏はもちろん、冬でも紫外線は目に影響を与えるため、通年で対策をするとよいでしょう。外出時はUVカット機能のあるサングラスを活用し、必要に応じて帽子や日傘も併用すると、目に入る紫外線を減らせます。
とくに、海辺やスキー場では紫外線の反射が強いです。ゴーグルやサングラスの着用、またはUVカット機能のあるコンタクトレンズの使用も検討してみてください。
◎目を紫外線から守るための方法
- サングラスやゴーグルを着用する
- 帽子をかぶり目に直接日光が当たらないようにする
- UVカット機能のあるコンタクトレンズを装用する
#充血しにくいコンタクトレンズを選ぶことも大切
◎充血しにくいコンタクトレンズを選ぶときのポイント
- 1Dayタイプなど清潔に保ちやすいコンタクトレンズを選ぶ
- UVカット機能があるものを選ぶ
充血を防ぐためには、初めから「充血しにくい」コンタクトレンズを選ぶことも大切です。1Dayタイプのコンタクトレンズは毎日新しいものに交換できるため、汚れやキズによる目への負担を減らせます。
また、うるおい成分を配合したコンタクトレンズは、表面の乾燥や抑えやすく、乾燥に伴う充血リスクを低減させる可能性があります。さらに、UVカット機能付きのコンタクトレンズなら、紫外線によるダメージを軽減し、目の健康維持をサポートできるでしょう。
#コンタクトレンズを正しく使って充血を防ごう!
コンタクトレンズによる充血を防ぐには、正しい使い方とケアが大切です。コンタクトレンズを清潔に保ち、装着時間を守ることで目への負担を減らせます。また、UVカット機能付きのコンタクトレンズを選ぶと、目の負担を軽減できるでしょう。この記事を参考に、快適にコンタクトレンズを使えるように工夫してみてください。
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