かけ心地の良さを追求! 職人技が生む「Zoff SMART」

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かけ心地の良さを追求!
職人技が生む「Zoff SMART」

  • 2019.11.29
  • PEOPLE

2011年にデビューした「Zoff SMART(ゾフ・スマート)」は、Zoffのコレクションの中でも発売以来
ベストセラーを誇る人気のシリーズであり、累計販売数は500万本(※1)を突破。ロングヒットを続けるワケは
驚くほど軽く、しなやかなフレームにより実現した「かけ心地の良さ」にあります。

メガネ好きを夢中にさせているZoff SMARTについて、生産担当の吉田さんにこだわりの製造工程をお聞きしました。

カギを握るのは“精密な金型”

Zoff SMARTの最大の特徴である「強さ」「軽さ」「柔軟性」を兼ね揃えたフレームは、航空機や精密機器にも採用されている特殊プラスチック素材『ULTEM™(ウルテム)樹脂』(※2)が使用されています。

素材にULTEM™樹脂を用いたフレームは一般的なのですか?

吉田

「Zoff SMART」を発売した当時、市場にはULTEM™樹脂のフレームはほとんどありませんでした。当時メガネに使える素材を探していた中でこの素材に出会い、「今までにないメガネフレームを提供できる新素材」と確信、ULTEM™樹脂を使用した商品の開発に取り掛かりました。

「Zoff SMART」にULTEM™樹脂を採用したのはなぜですか?

吉田

ULTEM™樹脂の持つ物性(強度や弾性など)が他のプラスチック樹脂と比べて抜群に優れていたこと。且つ、「細さ・軽さ・かけ心地・丈夫さ」が求められるメガネフレームの素材として非常にバランスの良い素材だったからです。

「Zoff SMART」のフレームはどのようにして作られるのですか?

吉田

まず金型を設計するところからはじまります。デザイナーが起こしたフレーム図面を元に緻密に設計図面を描き、それを3Dに起こしていきます。
その後、3Dデータを元に金型の生産に入ります。まず40近くもの金型パーツを作り、最終的にそれらを組み合わせることでZoff SMARTの金型が完成します。
その後、400度の高温で液状に溶かしたULTEM™樹脂を金型に押し込み固めることでフレームのベースが形成されます。
フレームのベースを更に切削、研磨、着色していくことで、Zoff SMARTが出来上がっていきます。

金型を作るのに重要な製図の再現は難しいですか?

吉田

デザイナーがイメージしたものを、完璧に形にするのが生産の腕の見せ所。工場の金型設計者と額をあわせて日々格闘しています。ですが、デザイナーから上がってきた図面で「これは絶対にムリ!」なんてこともありますよ(笑)。例えば「ここにネジを入れてください」と言われても、強度や耐久性が悪くなる場合などはこちらから別案を提案するようにしています。

フレームの色もたくさん!どのように色だしをするのでしょうか?

吉田

実はとても難しいんです。元々の素材の色が透明ならどんなカラーでも再現できますが、ULTEM™樹脂は元々が琥珀色。そのため色出しは非常に難しいです。とはいえ、発売当初から試行錯誤を繰り返し、今では数えきれないくらいカラーの商品を展開できるようになりました。どんな人でも、自分に似合うカラーのZoff SMARTが見つかると思いますよ。

製造工程でもっとも大変なことはなんですか?

吉田

精密さをとことん追求している金型作りです。金型の精度が最終商品の品質を左右すると言っても過言ではないので、Zoff SMARTの金型は「10万分の1mm」の精度で慎重に正確に作っています。
大変ですが、この精密さがあるからこそ、Zoff SMARTが皆様に信頼され、そして愛されているのだと思います。

手作業だからこその完成度の高さ

フレームによっては柄付け、着色が手作業ですね。なぜですか?

吉田

顔になじむ、かけやすいフレームにするためです。例えば、この「デミ柄」の場合、元々は天然素材である「べっ甲」をイメージした柄なのですが、機械で着色してしまうとどうしても不自然になってしまうんです。なのでできるだけ自然の「べっ甲」に近づけられるよう、こういった柄の場合は職人が1点1点手作業で着色しています。

また、実際にメガネをかけた時に、柄が入っているとかっこいい位置、かっこ悪い位置があるんです。それらはフレームの形状や柄の種類によって異なるので、都度計算しながら手作業で着色しています。手作業だからこそ、同じ模様は二つとなく、1本1本にオリジナリティがありますよ。

そのほかにも手作業の工程はありますか?

吉田

フレームの組み立てはすべて手作業です。ネジの取り付け一つをとっても、締め過ぎても緩過ぎてもダメ。鼻パッドの角度やテンプルのカーブがちょっと違うだけでもかけ心地は全く変わってきます。これら最終的な微妙な感覚は手作業ならでは。より良いかけ心地を実現するためには、手作業の工程はなくせません。
また、工程毎に実施されるクオリティチェックも、職人の手と目で1点1点丁寧に行われています。これも「人」でしかできない重要な工程と言えますね。

販売本数500万本に対して、細部まで人によるチェックやこだわりが入っているんですね。

吉田

見た目ではわからない細かな傷や触ったときの感触の違和感など、人間の目と手だからこそ気づくことができます。メガネはかける人にとって大切なアイテムですからね。「かけ心地の良さ」を追求するために、メガネ1本に対して多くの職人が携わり、丁寧に作り上げる。そうゆうことはこれからも大切にしていきたいです。

鼻パッドにもZoff SMARTならではのこだわりが?

吉田

Zoff SMART専用の鼻パッドはシリコン製なのであたりも柔らかく、鼻元に跡がつきにくいのが特徴です。パッドの中にエアポケット(Zoffのロゴの部分)を作ることで更にクッション性を高めています。この「中空構造」のシリコンパッドはZoff SMARTならではなので、是非一度体感してみてください。一度体感するともうほかの鼻パッドには戻れなくなりますから(笑)。

シンプルなものからお洒落なものまで

おすすめのZoff SMARTを教えて下さい

吉田

私の一押しは、11月15日に発売した「Zoff SMART CLASSIC」です。通常のZoff SMARTの倍以上の金型を使用し、複数のパーツを組み合わせ、表面処理にもこだわった、まさに「全部盛り」と言っても過言ではない商品です。その分完成までの苦労も多かった商品なので是非お試しいただきたいです!

最後に、どんな人にZoff SMARTをおすすめしたいですか?

吉田

Zoff SMARTは「メガネに対する不満」を解決するために進化し続けてきた商品なので、「メガネは重い」「メガネは疲れる」といったメガネに対してネガティブなイメージを持たれている人にこそおすすめしたいです。
「最新の金型技術」と「職人技」によって作り出されるZoff SMARTの”最高の掛け心地”を、是非一度体験してみてください!

※1 当社調べ2019年12月時点
※2 ULTEM™(ウルテム)樹脂はSABIC又はその子会社・関係会社の商標です。

スタッフクレジット

Photography
Takahiro Tsuboi
Edit & Text
Yuka Ito

商品の価格は掲載当時の内容です。

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